このブログを検索

2017年8月18日金曜日

波板のJIS規格(鋼製) G3316


主だった内容はざっくり次の様なものだ。

まず規格には波の大きさの異なる2種類がある。

  • 波板 1 号(大波)
  • 波板 2 号(小波)
2種類あったとは。街中でよく見るのは小波らしい。ホームセンターでも、特別巨大でない普通の店舗で在庫しているのは小波っぽい。

規格化されている項目には次の様なものがある。
  • 波を付ける前の材料の寸法
    • 幅は2.5尺、3尺、1メーターの3種類。
    • 長さは幅2.5尺と3尺のものは6尺、7尺、8尺、9尺、10尺、11尺、12尺
    • 幅1メーターのものは長さ2メーターの1種類のみ
    • いずれも細かくミリメーターで決まっている)
  • 波を付けて仕上がった材料の寸法
  • 仕上がりの幅
    • 幅2.5尺の小波→634ミリ
    • 幅2.5尺の大波→665ミリ
    • 幅3尺の小波→762ミリ
    • 幅3尺の大波→800ミリ
    • 幅1メーターの小波→834ミリ
    • 幅1メーターの大波→875ミリ
    • ざっくり言うと、基本的に断面は左右シンメトリーな仕上げになる。(両端とも跳ね上がっていたり、両端とも垂れ下がっていたりするイメージ)
  • 波の深さ
    • 小波は9ミリ、大波は18ミリ。
  • 波のピッチ
    • 小波は31.8ミリ、大波は76.2ミリ。
  • 誤差の許容範囲
    • これは決まっているが、使う側にとってはあまり重要でないので読み飛ばした。
幅に関して、仕上がりの寸法でなく、 曲げる前の元の板のサイズが基準になっているというのは意外だった。