主だった規格の内容は次の通りだ。
思ったより多くの種類が規格されていた。網入りのものもしっかり規格化されていたとは。網なしのものには、3種類も種類があったのも意外だし、網入りのものは厚さ0.9ミリと、薄めのものが1種類のみ、という事も覚えておくと役立つかも。
- 種類(波の形状)
- 32波 32ミリピッチ
- 63波 63ミリピッチ
- 76波 76ミリピッチ
これも3種類もあったとは。ホームセンターの屋外売り場などでよく見かけるのは32波。 鋼製の「小波」は31.8mmだったから、重ねると微妙にずれる。76波と鋼製の「大波」「でも0.2ミリのピッチの差がある。ざっと幅600ミリちょっとの材料で4ミリぐらいずれるという計算なので、それなりの寸法のずれだ。鋼製の波板と塩ビの波板を長い方に継ぎ足すように組み合わせる使い方はできるのかできないのか、微妙な感じだ。そこを調べていると時間が無くなりそうなので、今後施工例を気に掛けておく事にする。
だいぶ細かい話なのであまり入り込まずにひとまず飛ばす事とする。どんな事が規格されているかという項目だけ挙げておく。
- 形状・寸法及び許容差
- 谷の深さと幅
- 32波 谷の深さ9ミリ 幅655ミリ
- 63波 谷の深さ15ミリ 幅720ミリ
- 76波 谷の深さ18ミリ 幅720ミリ
- 長さ それぞれ 6尺、7尺、8尺、9尺、10尺、12尺(実際は細かくミリメートルで決まっている
鋼製の場合と違い、幅は出来上がりの寸法だ。長さは鋼製の場合と違い11尺の規格が無い。 あまりいい資料が手に入らなかったので、正確であるかどうかは少々心細い。ただ、設計にあたって材料を選定するにはひとまずこれ位の事が分かっていれば何とかなるだろう。
- 許容差 ここで調べている実益が考えにくいので、とりあえず飛ばす。
- 質量 これも細かい話なので、とりあえず飛ばす。
- 材料 塩ビだという事と、ガラス網入りのものに関してはこれまたJISの別項で規格されているもの以上の品質のものを使え、という事を言っている。
- 試験方法 品質の試験について細かく書いてある。とりあえず飛ばす。