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2017年8月18日金曜日

波板と折板の共通点と相違点

波板と折板の共通点と相違点をまとめてみた。

波板と折板の共通点

  • 一般的に薄い素材で作られている。
  • 一般的に一定の耐候性があり、外装に適した素材で作られている。
  • 一般的に水を通さない素材で作られている。
  • 素材を互い違いに折り曲げた造りである。
  • 一般的に切断や穿孔の加工が容易である。
  • 材料に方向性がある。
  • 繰り返し互い違いに折り返して作られた事による、一定の厚みがある。
  • 一般的に軽量であり長さ方向に対し自重でたわみにくく、ロングスパンに適している。
  • 幅方向には容易に曲がりやすい。
  • 単体では遮音性・断熱性・蓄熱性に乏しい。
  • 雨水を山部分から谷部分に集め、一定の方向へ流す。
  • 施工面積に対して表面積が大きい。
  • 補強していない端部が突出していると潰れや欠けが生じやすい
波板と折板の相違点
  • 一般的に波板は屋根に限らず壁や塀に使用される事も多いのに対し、折板が屋根以外に使用される事例はだいぶ少なく限定的である。
  • 一般的に折板の施工にはタイトフレームを必要とする。
  • 折板は現場で加工される場合がある。
  • 折板はより長いスパンでの施工が可能である。
  • 一般的にホームセンター等で既製品の在庫が波板は容易に手に入りやすく、折板は手に入りにくい。
  • JISの規格が波板は材料に関するものであるのに対し、折板は施工に関する部分も含んでいる。