樹脂製やスレート製のものはその殆どがいわゆる丸波(丸波板) であるが、鋼製・アルミ合金製のものには様々な形状のものがある。
- 丸波(丸波板) 半円形を互い違いに並べた様な断面。JIS規格があるのはこの円波である。
- 角波(各波板) 台形を互い違いに組み合わせ、山の頂部と谷の底部分が平行した直線になる様な、角の角ばった断面を持つ。谷の部分幅広く山の部分が細いものが多く見かけられる。
- リブ波(リブ波板) 断面の形状は角波に似ている。角波の山部分の幅を更に補足して、山の断面が逆V字あるいは逆U字をしている。
- 角波(スパンドレル型) 角波のバリエーションで、留め付けのビス頭が隠れる様に成形されている。各メーカーが様々な形状のものを発売しているが、近年は特に山と谷の幅がほぼ等しく、30mm前後のピッチで直角に折り曲げられたタイプのものがKスパン(K型スパン)と呼ばれ、各メーカーのカタログで目立っている。いわゆる金属系サイディングと分類される建材に近く、両者の境目ははっきりしていない。また、キーストンプレートにはK型スパンに似たものが、キーストンプレートを壁面の外装や冷凍倉庫の内壁に施工する例も一般的であり、波板とキーストンプレートの境目もあまりはっきりしない。ただし、キーストンプレートと呼ばれるものは、一般的にビスを隠蔽する為の成形は特にされていない。