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2017年8月20日日曜日

波板の形状のバリエーション(鋼製・アルミ合金製)

波板には材質だけでなく形状にも様々なバリエーションがある。
樹脂製やスレート製のものはその殆どがいわゆる丸波(丸波板) であるが、鋼製・アルミ合金製のものには様々な形状のものがある。

  • 丸波(丸波板) 半円形を互い違いに並べた様な断面。JIS規格があるのはこの円波である。
  • 角波(各波板) 台形を互い違いに組み合わせ、山の頂部と谷の底部分が平行した直線になる様な、角の角ばった断面を持つ。谷の部分幅広く山の部分が細いものが多く見かけられる。
  • リブ波(リブ波板) 断面の形状は角波に似ている。角波の山部分の幅を更に補足して、山の断面が逆V字あるいは逆U字をしている。
  • 角波(スパンドレル型) 角波のバリエーションで、留め付けのビス頭が隠れる様に成形されている。各メーカーが様々な形状のものを発売しているが、近年は特に山と谷の幅がほぼ等しく、30mm前後のピッチで直角に折り曲げられたタイプのものがKスパン(K型スパン)と呼ばれ、各メーカーのカタログで目立っている。いわゆる金属系サイディングと分類される建材に近く、両者の境目ははっきりしていない。また、キーストンプレートにはK型スパンに似たものが、キーストンプレートを壁面の外装や冷凍倉庫の内壁に施工する例も一般的であり、波板とキーストンプレートの境目もあまりはっきりしない。ただし、キーストンプレートと呼ばれるものは、一般的にビスを隠蔽する為の成形は特にされていない。