波板はホームセンター等で手軽に手に入れる事ができる。さらに、波板と組み合わせて様々な用途での施工性を高めるパーツも幅広く市販されている。よく見かけるものには、次のようなものがある。
固定用パーツ
- 傘釘 波板を取り付けるための釘である。波板を広い面で押さえる事ができるように、頭の形状が傘のように大きく平たい。
- 亀座金(亀ワッシャ ) 木用ワッシャの様に、穴の径に対して外径が大きいワッシャで、ゆるいカーブがついている。このカーブが丸波板のカーブにフィットし、波板をボルトオンする際にしっかりと押さえる事ができる。
- スポンジ座金(パッキン) 木用ワッシャの様な形状のスポンジ製のワッシャである。亀座金と組み合わせて使う。締め付けトルクの調整、止水の働きがある。
- フックボルト 頭の部分が90度よりも鋭角(55度程度)に折り曲げられたボルトである。頭の部分をアングル材やチャンネル材に引っ掛け、ナットで締め付けて波板を押さ付ける様に固定する。
- パイプボルト J字型のボルト。丸くカーブした部分を単管等の丸パイプに引っ掛け、波板をボルトオンするのに使用する。
- 波板スクリュー(波板ビス) ビスの頭部分に波板のカーブにフィットする樹脂(ポリカーボネートのものが多い)の押さえパーツがあらかじめ組み合わせてあるビスである。
屋根用パーツ
- 屋根用役物 波板で屋根を施工した際に防水性を高める為の各種の役物が各メーカーから発売されている。
その他
- アルミ製波板用アタッチ 塀やガレージの屋根を施工する際に、波板の端部を包み込み、かつビスやボルトで各所に取り付けやすい形状を持った、専用のアルミ押し出しの建材である。
- 波板パッキン 片側が直線、裏面が丸波板にフィットする波型をした細長い発泡ポリウレタン。平面と波板との間の隙間を塞ぐ為に使う。ビスやボルトの締め付けトルクを調整する機能もある。